NTTドコモなどが昨年度導入した、「HSUPA方式」を用いて高速
データ通信を行う携帯電話の電波が、心臓ペースメーカーや除細動器などの植え込み型医療機器に影響しないことが、総務省が5月17日に公表した調査結果で
分かった。
【関連記事】
携帯で救急医療の効率
化目指す
「体外式補助人工心臓
装置」など早期導入が妥当—厚労省検討会
画像伝送システムを実
証実験—消防庁検討会
携帯の画像伝送、救急
現場で一定の評価
心臓ペースメーカなど
の添付文書改訂を指示—厚労省
調査は、現在使用されている代表的な植え込み型心臓ペースメーカー41機種、植え込み型除細動器
28機種を対象に実施。800MHz帯、1.7GHz帯、2GHz帯のそれぞれの周波数で、HSUPA方式の携帯電話の電波が与える影響を調べた。
その結果、除細動器に対しては、いずれの周波数でも影響がなかった。一方ペースメーカーでは、800MHz帯で最大で2センチメートル、影響のレベル6段
階の2「持続的な動悸、めまいなどの原因になり得るが、その場から離れるなど、患者自身の行動で回復できるもの」の影響があった。ただし現在、
800MHz帯ではHSUPA方式通信サービスは運用されていない。
総務省の「各種電波利用機器の電波が植え込み型医療機器へ及ぼす影
響を防止するための指針」では、携帯電話を植え込み型医療機器の装着部位から離すべき距離を22センチメートルとしている。これは第2世代携帯電話の一部
の機種が影響した距離15センチメートルを基に設定したもので、現在も第2世代携帯電話のサービスが継続していることから、総務省はこの指針を維持してい
る。ただ、現在使用されている携帯電話全体の98%を占める第3世代携帯電話は、過去の調査で、影響するのは最大で8センチメートルとされている。
総務省の担当者は、「第2世代携帯のサービス終了などがあれば、指針を見直す必要がある」との考えを示している。
( 2010年05月18日 14:33 キャリアブレイン )
HSUPA方式の携帯電話、ペースメーカーに影響せず - 医療介護CBニュース - キャリアブレイン (via ssind) (via sirop)